刻一刻と変化していく状況に、
わたしたちひとりひとりが、心をかけなくてはいけない日々ですね。
そういう今、わたしの心になぜかふっと思い浮かぶのは、草原や土、大きな樹々、広い空、雄大な自然の情景です。
どの星も、どの土地も、どの場所も、今の自分たちだけで成り立っているのではなく、
そこには、むかしむかしからの人たち、あるいは目には見えない存在たちの、
苦労や、喜びや、慈しみ、時には悲しみが積み重なっての「今」がある、ということを、よく考えています。
わたしにとって、土や緑の匂いや、踏みしめる大地は、
遠くのひとたちと繋がることのできる 時をこえた大切な存在で、
それらを大切に守っていかなくてはいけないと思っています。
玄光社より発売中の『イラストレーションファイル2020』。
今年も下巻に掲載がございます。
上巻には「あ〜さ行」の方、下巻には「た〜わ行」の方が載っております。
平穏な日々の訪れを、心の底から信じて。
今年度も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
日常の当たり前を、当たり前にできない状況が、世界的にひろがってしまっています。
目にみえないからこその、不安やあせりを、いっぺんに拭い去ることは難しいけれど、
落ち着いてよく考える時間をもち、ひとりひとりがきっと持っている思いやりの心が、
やがて実を結ぶときがきますように。
目にみえない、言葉にできない「なにか」を感じられるちからは、「不安」ではなく「喜び」や「幸せ」も運んでくれるはずだ、と信じています。
『小学総合的研究 わかる国語(改訂版)』にて、巻頭特集「ゆたかな言葉の広場」のなかの、「四季の言葉」「天気や気象を表す言葉」の挿絵を担当いたしました。
「四季の言葉」
春夏秋冬、それぞれの季節感あふれる事象を紹介するページです。
「天気や気象を表す言葉」
四季折々、季節に合わせた美しい日本語の表現を紹介しています。
春の挿絵たち
夏の挿絵たち
秋の挿絵たち
冬の挿絵たち
「天気や気象を表す言葉」挿絵
こうして四季のイメージを絵で描いてみると、それぞれの季節感で、使う色合いや雰囲気が自然と変わっていくもので、知らず知らずと自分の中に四季の感覚がながれているのだなと思います。
とはいえ、春夏秋冬の季節感が今は少し崩れてきているようで、心配になるこの頃です、、、。
「季節のうつろい」は、私が絵を描く時に意識していることでもあるので、こうして挿絵としてご協力できて、嬉しい限りでした。
どうぞ書店でお見かけの際には、ぜひお手にとってみられてください。
『小学総合的研究 わかる国語(改訂版)』
発行:株式会社旺文社
本文デザイン:山内なつ子(株式会社 しろいろ)
発売中のピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』誌面にて連載中の「楽器ミュージアム」。
第17回目は、打楽器から、シンバル、タンブリン、トライアングルをご紹介しています。
連載も、残り少なくなってきました♪
これまでの挿絵は、こちらのページより、ご覧いただけます。
『ムジカノーヴァ』2月号
「楽器ミュージアム」挿絵 第17回
発行・編集:音楽之友社