今日から5月
新緑美しい季節です。
『キンダーブック2』5月号の「うた」のページにて、「さんぽ」の絵を描いております。


「となりのトトロ」のエンディング曲として聴き覚えのある方も多いかと思いますが、
久石譲さん作曲、中川季枝子さん作詞の楽曲です。
最後のページには、楽譜と3番までの歌詞も載っています
おさんぽシーズンにぴったりな「あるこう あるこう」からはじまる歌詞。
坂道、じゃり道、くだり道・・・とずっと続いていく道が、未来へ向かう子どもたちにとって明るくしあわせなものであるといいなぁという気持ちをこめて、描きました。

原画はこのようなイメージです。




1番の歌詞にあるさまざまな道や、2番、3番の歌詞に登場する生き物たちも描かれていますので、ぜひ歌いながら探してみてください。
5月の草原に咲く、草イチゴの白いお花や、アヤメ科のオオニワゼキショウ、勿忘草や薔薇の花も描いているので、季節の植物もお楽しみいただけたら嬉しいです。
サンドイッチを持って春のピクニックの表紙から、動物さんのページ、工作、ごはんのページの後に、「さんぽ」の歌のページ、そして、お話と6月の季節のページ・・・と楽しみがたくさんの一冊です
『キンダーブック2』5月号
「うた」のページ 「さんぽ」の絵
発行:フレーベル館
デザイン:吉成誠
OPAギャラリーでのグループ展『花に聞く vol.21 沈丁花』無事に会期終了いたしました。
夏日に届くかのような陽射から一転、一気に冬に戻ってしまったような日々でしたが、
ご来場いただいたみなさま、お心にかけてくださったみなさま、誠にありがとうございました。
お世話になったギャラリーさま、出展者のみなさまにも、ありがとうございました。
会期中も、そこここの植え込みで、お庭で、ピンクや白の沈丁花がみられました。
ギャラリーの様子と、出展作品をご紹介させていただきます




タイトル「春を届けて」
まだ寒さの残る時期に、春を告げるように蕾をつける沈丁花。
赤紫色の蕾から、小さな十字架のようなかたちが、ひとつ、またひとつとそっとひらいていくさまは、大切なプレセントをひとつづつ開けていくようで、愛おしくなる。
その優しく甘い薫りにのせて、いまは遠くのあのこにも、あたたかい春を、きっときっと届けてね。
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慎ましく咲く姿と、美しい薫りが印象的な沈丁花。
その薫りに想いがのってどこまでもいくようなイメージで描きました。
花の咲くところを観察したくて求めた鉢植えの沈丁花。
来年も咲かせたいなと思います
お天気の回復、あたたかい春が待ち遠しいですね。
玄光社より刊行中の『イラストレーションファイル2025』
上下巻のうち、今年も下巻に掲載がございます。
今年度も、よろしくお願いいたします

昨年の個展のご案内状の絵と、書籍『科学のおんどく』の挿絵より掲載させていただいております。
行く先々でいろいろなお花や新芽の色が見つかるこの季節は、上に下にと目が忙しいですね




こちらもお知らせが遅くなってしまいましたが、刊行中の『未来に残したい文学の名著 ツムグ日本文学』にて、挿絵を描いております。
古典作品から現代文学作品まで、日本文学を独自のカテゴリーに分けて紹介している書籍です。
私は第9章「文学と風景」の挿絵を担当いたしました。
日本文学に印象的に登場する風景を7点、描きました。







作品が書かれた当時のまま今も見られる場所もあれば、もう変わってしまったであろう場所もありました。
作品や作家へ興味を持っていただく導入として、絵もその一助となれていましたら幸いです。
『未来に残したい文学の名著 ツムグ日本文学』
著者:小柴大輔・岡本梨奈
装丁・本文デザイン:生田恵子(NORDIC)
発行:リベラル社
発売:星雲社
お知らせが遅くなってしまいましたが、刊行中の書籍『科学のおんどく』にて、挿絵を描いております。
こどもたちへ向けた「おんどく」シリーズの3作目、日常にあふれる身近な科学の発見がちりばめられた一冊です。
12点ほど挿絵を担当いたしました。一部を紹介させていただきます。









書店でお見かけの際には、ぜひお手にとってみられてください
『科学のおんどく』
監修:篠原菊紀
装丁・本文デザイン:宇津木スズムシ、長谷川有香(ムシカゴグラフィクス)
発行:リベラル社
発売:星雲社