今年最後の絵日記は、冬の風物詩、浅草寺の羽子板市です
25年間東京に住んでいますが、今年初めて行ってきました。
提灯の明かりと仲見世の電飾が暗闇に映えて、とっても賑やかな夜の浅草です。
五重塔も、ライトアップ!
浅草寺の境内には、こんな羽子板の屋台(?)が所狭しと並んでいます。
お店の中には大小様々な羽子板がずらり。圧巻でした。
こちらは共に50cmを超していた大きな羽子板。
一番多い絵柄は、右の羽子板のように、振袖を着た女性のモチーフ。
左は、珍しく全身の絵柄。歌舞伎の「春興鏡獅子」、弥生の舞いの様子です。
布が幾重にも重ねられて立体的。まさに職人芸です。
この日は羽子板だけでなく、はねつきの羽たちもおめかししていました。
細い竹に、沢山の羽やミニ凧がついています。
お寺の奥には、こどもたちが自分で羽子板に絵を描けるスペースもありました。
兄妹が二人で、真剣に描いています。
お正月、オリジナル羽子板で遊ぶのかしら。
仲見世のお店も、この日は営業時間延長のようです。
人形焼や雷おこし、あんず飴、思わず買っちゃいます!
これは、私の購入した「福あわせ」と呼ばれる縁起物。20cmくらいの棒状のお守りです。
松竹梅にうちでのこずち、大黒様に五円玉、縁起の良いもの同士の組み合わせ。
帰り道、私が歩くと鈴がシャンシャン鳴って、幸せ気分で帰宅しました。
羽子板市の賑わいや華やかな色を見ていたら、また来年もいいことあるかな!と元気な気分になりました。
みなさんも、明るい新年をお迎え下さい!
今年もありがとうございました☆
merry christmas
今年もあと一週間をきっていますが、なんとなくクリスマスが終わらないと年の瀬のような気がしません。
今頃はちょうど、世界中のサンタがとびまわっている時間ですね。
小学生くらいのときは、毎年届くサンタからのプレゼントは勿論、サンタ直筆のクリスマスカード(つまりうちの母のお手製ですが・・笑)が本当に嬉しかったです。
英語の続け字で書いてあるので、毎年「外国の言葉だー!!」と思って、何が書いてあるのかよくわからないところが子供心にはすごくミステリアス。英語なのに、これはサンタ語だ、とか思っていました。
もしかして一枚くらい、母も知らないサンタが書いたものがあったりして・・・
どうぞみなさま、素敵なクリスマスを
少し前ですが、サントリー美術館で開催中の 清方ノスタルジア にいってきました。
明治から昭和にかけて活躍した鏑木清方の作品がたくさん見られる 素敵な空間です。
清方の描く女の人は、江戸の風俗や浮世絵から着想を得たような美人画が多く、でも江戸時代にはない色彩や表情をしていて、とても上品でした。透きとおるような美しさです!
大作だけでなく、歌舞伎の踊りの小さなスケッチや、季節の果物・植物を描いた絵日記のようなものも展示されていて、小さくて可愛らしかったです。清方の日常を愛する心が伺えました。
今回、清方さんの描く女性たちが身につけていた着物にあった柄から、素敵だなと思った模様や紋を描いてみました。
左に描いたのは、以前歌舞伎で見た《鬼揃 紅葉狩り》の更科姫(このあと後半で鬼になるんです!)歌舞伎の色彩って、独特の色合わせ。美しいですよね。
清方ノスタルジアー名品でたどる鏑木清方の美の世界
サントリー美術館
~1月11日まで
展示替えがあるようで、もう一度行きたいな、と思っています。