明日から個展がはじまります。
”Les santons 南フランスの手仕事・サントン人形の世界”
会期:11/2(金)~7(水)(会期中は毎日在廊予定です)
場所:OPAギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23 1F
TEL 03-5785-2646
表参道駅A2 A3出口より徒歩5分
時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
オープニングパーティ:初日の18:00~20:00まで
この展示がサントン人形を知るきっかけになったらいいな、そしてギャラリー全体にゆったりとした幸せな時間が流れるようにしたいな、と思いながら描きました。文章が入った絵もあったりするので、色々と楽しんでいただけたら嬉しいです。
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晩ご飯に母が作ってくれていた、わたしの好物のハンバーグ。いつまでもこどもでごめんなさい。とっても美味しかったです。

OPAギャラリーでの個展「Les santons 南フランスの手仕事・サントン人形の世界」の在廊予定です。個展の詳細は、ひとつ下の記事をご覧ください。
11月2日(金)〜7日(水)の期間中は、毎日11時〜19時まで終日在廊しております。最終日のみ17時までとなります。
在廊予定に変更がありましたら、またこちらのブログにてお知らせさせて下さい。よろしくお願い致します。


この度、ホームページをリニューアルいたしました。
最新のイラストレーション作品と、これまで個展に出品した作品やお仕事の内容など、まとめてご覧いただけるようになりました。
ブログの方も、旧ブログ(http://pontneuf.minakofujita.com)より、こちらに引っ越しをしました。今後は引き続き、こちらでおしらせや日々の事などを綴っていきますのでよろしくお願いいたします。
11月の個展の記事は、ひとつ下をご覧ください。よろしくお願い致します。
11月の個展のおしらせです。(展示期間まで、こちらの記事がトップにでます。その他の記事はひとつ下からご覧ください。)
藤田美菜子個展 “Les santons 南フランスの手仕事・サントン人形の世界”
会期:11/2(金)~7(水)
場所:OPAギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23 1F
TEL 03-5785-2646
表参道駅A2 A3出口より徒歩5分
時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
オープニングパーティ:初日の18:00~20:00まで
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南フランスで出逢った「サントン人形」という伝統工芸の人形の世界を描きます。
毎年クリスマスの時期になると、西欧の家庭ではキリストの降誕を表す手の平サイズの人形を飾る習慣があり、それが「サントン人形」です。フランスでは「Creche クレシュ」(飼い葉桶の意味)とも呼びます。
人形が作られるようになった歴史は古く、12,3世紀頃アッシジで始まったと言われています。フランスでは、教会が封鎖されクリスマスが祝えなかったフランス革命の時代に、プロヴァンス地方の人々が手作りするようになったのが今のサントンの始まりです。
「santon サントン」とはプロヴァンス語で「小さな聖者」の意味。
南フランスでは、キリスト降誕を表す人形の他に、日々の暮らしぶりや家庭生活、職業をあらわす人形が増え、今では工房ごとに100種以上の造形があります。職人さんがひとつひとつ、石膏の型から形を作り、手作業で余分なところを削り、最後に着彩して完成させています。
初めてこの人形をみたのは数年前、南仏のSt.Paul(サンポール)という村のお土産やさんでした。2,3センチと小さいながらも細かいところまで手が込んでいて表情もあたたかく、思わず手に取りました。
私自身はキリスト教徒ではありませんが、南フランスの風土や習慣、家庭の様子が伺えて、お気に入りです。のんびりとした雰囲気の人形ですが、昔から変わらない物がもつ凛とした強さも感じます。そんな人形たちの世界を紹介しながら、これまで見てきたフランスの様子が伝わるような、心地よくあたたかい空間にしたいと思っています。
日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、馴染みのない方でも楽しんでいただけるものにしたいと思っていますので、みなさま是非、遊びにいらして下さい!
ラベンダー摘みのお人形と。
岩波書店より発売中の、青木晴海さん著・『生きのびるためのがん患者術ー伝わる「ことば」の使い方』装画を担当しました。
現在もがんの治療を続けられている著者が、がんの告知を受け、入院・治療生活を送るなかで自分の意思を「ことば」にして伝え続けることによって、状況や環境、自分の体がどう変化していったのか、それをとても具体的な言葉で綴ってある本です。
著者の方のご依頼をベースに編集さん、デザイナーさんとご相談させていただきながら描きおろした絵が装画となりました。晴れた日の海の見える風景です。
表紙は画用紙のような触り心地の紙で、あたたかみがあります。
とても静謐なデザインを施していただきました。
自分の治療に関することから、病室での同室者とのコミュニケーション、友人や家族とのことまで、自分の体と日々どう向き合っていきたいかを考えるための「術」がつまっている一冊です。伝えたいという想いが、本当につまった本です。沢山の方に読んでいただけるとうれしいです。
書店でお見かけの際には、是非お手にとってみられて下さい。
青木晴海・著
岩波書店
BD・後藤葉子(森デザイン室)