アートセンター『Booklet 25 シェイクスピア ー拡張する世界』口絵

慶應義塾大学のアート・センターから毎年刊行されている読み物『Booklet 』の第25号『シェイクスピア —拡張する世界』にて、口絵を担当致しました。

シェイクスピアの没後400年に当たる2016年からのご企画で、演劇的視点にとどまらず・絵画、詩作品、社会、文化・・・多角的な視点からの論考集です。

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シックかつインパクトのあるブラックの表紙をめくったところに、絵を掲載いただきました。

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「シェイクスピアの窓 Shakespeare’s Window」と題し、物語を紡ぐシェイクスピアと、いくつかの戯曲からセレクトしたイメージをちりばめました。時を超え、普遍的に読まれ楽しまれていくであろうシェイクスピア作品へ思いを馳せながら・・・。

この絵を描くにあたり、学生時代に読んだ戯曲を再読しましたが、新鮮な感動を覚え、その魅力を再認識しています。

本をあけるとまずはじめのページにありますので、ここから読み物の世界へとページをめくりたくなるような気持ちになっていただけたら嬉しいです。

 

『Booklet 25 シェイクスピア —拡張する世界』

編集・発行 慶應義塾大学アート・センター

『ムジカノーヴァ』「音楽地図」第6回 アメリカ

ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』で連載中のとじ込み付録「音楽地図」
現在発売中の4月号で連載6回目となりました。今回ははじめてヨーロッパ以外の国で、アメリカの音楽絵地図です。

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雄大で独自な自然環境、多様な民族性・文化の融合、時には衝突さえもパワーにかえて音楽へ昇華させていくような、不思議なちからの生まれる国・・・バラエティーに富んだアメリカの音楽シーンを描く機会をいただいたことで、改めてそんな印象を強くしました。

 

ジャズ、ロックンロール、ゴスペルにブルース。

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NYのカーネギーホールと、4000人に近い収容人数を誇るメトロポリタン歌劇場、そして自由の女神像

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ナイアガラの滝、グランドキャニオン、ネイティブアメリカン、バンジョーは、南部の奴隷となっていた黒人たちがアフリカの楽器を模して作ったのがはじまりだそうです。アメリカのポピュラー音楽で有名になった作曲家のアンダーソンの肖像も。

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『ムジカノーヴァ』とじ込み付録「音楽地図」(監修:湯浅玲子/隔月連載)
第6回 アメリカ
発行:音楽之友社

絵本『ボワットちゃんのひみつのはこ』が発売となります

おひさまのある時間帯には、すっかりと春の陽射しを感じられるようになりました。

今日は、来週の土曜日・3月4日に無事に書店にならぶことになりました、はじめての絵本のおしらせです。

タイトルは『ボワットちゃんの ひみつのはこ』

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ちいさな女の子・ボワットちゃんにはたからものの箱があります。

その箱のなかの陶器の子犬・コフレと一緒に七色の箱の世界をめぐる・ちいさな冒険のおはなしです。

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丁寧に時間を積み重ねながら じっくりとつくらせていただきました。

こうして「本」という形になるまでには、編集さん・デザイナーさん・印刷会社のみなさん・・・たくさんの方に心を尽くしていただきました。本になってからは、営業・配本のみなさん・書店のみなさんにお世話になって、無事にボワットちゃんがみなさまのもとへ旅立てるようになります。たくさんの人の気持ちと作り上げてきた時間がつまっていて、感謝でいっぱいです。

ボワットちゃんとコフレのちいさな旅は、わたし自身の好きなものやこれまでを思い返す旅でもあるようでした・・・。絵本の前のみなさんが、色に・世界に、わぁっとつつまれるような瞬間が少しでもあったら嬉しいなぁと思います。

 

このような機会をいただけたことに本当に感謝していますし、またこれからもかわらぬ姿勢で描いていきたいなと思っています。

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「こうやって見ると、虹色なんですよ」とかけていただいたお言葉、うれしかったです。

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絵本の前のみなさんも、ボワットちゃんとコフレと一緒にひかりにつつまれた七色の世界にとびこんでみてください・・・!

『ボワットちゃんの ひみつのはこ』

藤田美菜子 作・絵

編集:清田 久美子

装丁:田辺 卓

発行:教育画劇

『ムジカノーヴァ』「音楽地図」第5回 イタリア

さて続いて・・・ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』で連載中のとじ込み付録「音楽地図」。
現在発売中の2月号に掲載された第5回目は、イタリアの音楽絵地図です。

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イタリアを代表する歌劇場、ミラノ・スカラ座

 

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宮廷舞踊として定着したバレエ、ルネサンス期の代表的な絵画・ボッティテリの《プリマヴェーラ》

 

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ヨーロッパ最古の音楽・グレゴリオ聖歌、ピサの斜塔、コロッセオにカンツォーネ

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器楽伴奏を伴って合唱されるカンタータ、ゴンドラ、アッシジの聖フランチェスコ教会、

イタリアの楽器製作者によって今の形がつくられたヴァイオリン

 

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気がつけば、赤や黄色、明るい褐色が並び、太陽のイメージを感じるような絵が多くなりました。

下記のページに、今回までの連載分をまとめましたので、こちらからも是非ご覧下さい!

http://minakofujita.com/works/『ムジカノーヴァ』内「音楽地図」連載挿絵

『ムジカノーヴァ』とじ込み付録「音楽地図」(監修:湯浅玲子/隔月連載)
第5回 イタリア
発行:音楽之友社

 

『ムジカノーヴァ』「音楽地図」第4回 ロシア

ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』で連載中のとじ込み付録「音楽地図」
遅くなってしまいましたが、昨年12月号に掲載された第4回目は、ロシアの音楽絵地図でした。

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ミニチュアサイズのシベリア鉄道に、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」のイメージ、

ブルーのエカテリーナ宮殿にロシア正教会

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クレムリンと赤の広場、ウォッカ、3頭の馬そりに、エルミタージュ美術館

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おなじみのマトリョーシカ、ロシア五人組と称される作曲家たち、テルミンにバラライカ、そしてコサックダンス

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12月号だったこともありますが、どことなく冬のイメージが強いような色合いになっております。

 

『ムジカノーヴァ』とじ込み付録「音楽地図」(監修:湯浅玲子/隔月連載)
第4回 ロシア
発行:音楽之友社