Author Archives: minako fujita

『読んでおきたいとっておきの名作25』

『読んでおきたいとっておきの名作25』(発行:旺文社)にて、挿絵を担当致しました。

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高校生を対象とした、文章を読む楽しさにふれられるような1冊です。海外文学、エッセイや小説、詩や古文といった様々なジャンルのよみものから厳選された25のお話を収録したアンソロジーとなっています。

わたしも、時代を超え、国を超えて、いろいろなジャンルの読み物の扉絵や挿絵を描きました。

『無名仮名人名簿』より「七色とんがらし」向田邦子・著

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『忘れられた日本人』より「子供をさがす」宮本常一・著

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『源氏物語』「若紫」紫式部・著

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『風立ちぬ』堀辰雄・著

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『庭仕事の愉しみ』より「木」ヘルマン・ヘッセ・著 岡田朝雄・訳

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ものを読む楽しさ、世の中にはいろいろな感じ方、表現の仕方があるのだなと実感できそうな1冊です。

ここから、もっと読んでみたいな〜と他の読書のきっかけにもなれたら嬉しいので、夏休みのこの時期、若い方はもちろん沢山の方に読んでいただけたら良いなと思います。

今回の絵の原画は、ペンと水彩を使って、すっきりとしたイメージで描きました。

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『読んでおきたいとっておきの名作25』

 渡辺 憲司 編著/加藤 十握 編著/小林 実 編著/児玉 朝子 編著

発行:旺文社

グループ展へのご来場ありがとうございました。

7月のはじめから、SPACE YUIさんとYUI GARDENさんで開催されていたグループ展『少女小説』が昨日で無事に終了いたしました。お出かけくださったみなさま、気にかけていただいたみなさま、どうもありがとうございました。

普段、こどもたちが絵を描いたりおしゃべりをしたりする空間に身を置く機会があるのですが、自分がこどもの頃にわくわくしながら集めていたものや心惹かれていたものが、いまもそのままにこどもたちに親しまれていのだなと感じる時があります。わたしがこどもだった頃と、今の世の中はとても変化したように思いますが、時代を超えてかわらない・かわることのできないなにかもひっそりと脈々と生き続いているのでしょう。

いつまでも、素直に「きれいだなぁ」「いいなぁ」と共有できるのもを描いていきたいと思います。ひとりの少女にそんな思いを託し、彼女のもとに訪れるちいさな奇跡のような時間を描きました。

《旅のはじまり》H180×W140/木製パネルに水彩紙水張り

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《空へ》H180×W140/木製パネルに水彩紙水張り

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《しあわせ》H180×W140/木製パネルに水彩紙水張り

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ムジカノーヴァ8月号

ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』内の、江口文子さんの連載「ムジカをめぐる旅」。

第2回目の舞台は、12世紀のドイツです。

ヒルデガルド・フォン・ビンゲンという、音楽家であり自然学や医学にも精通していた修道女を描きました。

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『ムジカノーヴァ』8月号「ムジカをめぐる旅(江口文子)」第2回
発行:音楽之友社

企画展『少女小説』巡回のおしらせ

SPACE YUIでの展示を終えた企画展『少女小説』、本日よりYUI GARDENにて巡回展がはじまります。

雨の日も多い中、青山での展示期間にご来場下さったみなさま、どうもありがとうございました。YUI GARDENでの展示期間中に、すっかりと夏になりそうです!

お近くにおでかけの際には、ぜひお立ち寄りください。

◎『少女小説』

YUI GARDEN

7.13(月)−7月25(土) 19(日)休廊

企画展ページ:http://spaceyui.com/schedule/shoujoshousetsu_15.html

YUI GARDENへのアクセス:https://www.facebook.com/yuigarden/info?tab=overview

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『空へ』展示中の作品より。

『現代の忘れもの』カバー装画

日本看護協会出版会より出版されている看護エッセイシリーズ『Nature of Nursing』の創刊のうちの1冊、渡辺和子さんの著作『現代の忘れもの』のカバー装画を担当致しました。眞壁伍郎さんの著作と同じシリーズです。

なにか自分を見失いそうになってしまった時、これからきっと様々な場面で、たくさんの方の心に寄り添ってくれるご本のように感じています。

カバーの絵の風景は、南フランスのアルビという小さな街の・ロートレック美術館から見た情景がもとになっています。本当に美しくて「天国はこんなところなのかなぁ」と思いながらみていた場所です。

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帯なしです。

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表4のワンポイント。

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扉です。

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『Nature of nursing』シリーズ、背にもそれぞれワンポイントで絵を入れていただいております。

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 『現代の忘れもの』

渡辺和子・著

発行:株式会社日本看護協会出版会

装丁:臼井新太郎