『読んでおきたいとっておきの名作25』(発行:旺文社)にて、挿絵を担当致しました。
高校生を対象とした、文章を読む楽しさにふれられるような1冊です。海外文学、エッセイや小説、詩や古文といった様々なジャンルのよみものから厳選された25のお話を収録したアンソロジーとなっています。
わたしも、時代を超え、国を超えて、いろいろなジャンルの読み物の扉絵や挿絵を描きました。
『無名仮名人名簿』より「七色とんがらし」向田邦子・著
『忘れられた日本人』より「子供をさがす」宮本常一・著
『源氏物語』「若紫」紫式部・著
『風立ちぬ』堀辰雄・著
『庭仕事の愉しみ』より「木」ヘルマン・ヘッセ・著 岡田朝雄・訳
ものを読む楽しさ、世の中にはいろいろな感じ方、表現の仕方があるのだなと実感できそうな1冊です。
ここから、もっと読んでみたいな〜と他の読書のきっかけにもなれたら嬉しいので、夏休みのこの時期、若い方はもちろん沢山の方に読んでいただけたら良いなと思います。
今回の絵の原画は、ペンと水彩を使って、すっきりとしたイメージで描きました。
『読んでおきたいとっておきの名作25』
渡辺 憲司 編著/加藤 十握 編著/小林 実 編著/児玉 朝子 編著
発行:旺文社
ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』内の、江口文子さんの連載「ムジカをめぐる旅」。
第2回目の舞台は、12世紀のドイツです。
ヒルデガルド・フォン・ビンゲンという、音楽家であり自然学や医学にも精通していた修道女を描きました。
『ムジカノーヴァ』8月号「ムジカをめぐる旅(江口文子)」第2回
発行:音楽之友社
日本看護協会出版会より出版されている看護エッセイシリーズ『Nature of Nursing』の創刊のうちの1冊、渡辺和子さんの著作『現代の忘れもの』のカバー装画を担当致しました。眞壁伍郎さんの著作と同じシリーズです。
なにか自分を見失いそうになってしまった時、これからきっと様々な場面で、たくさんの方の心に寄り添ってくれるご本のように感じています。
カバーの絵の風景は、南フランスのアルビという小さな街の・ロートレック美術館から見た情景がもとになっています。本当に美しくて「天国はこんなところなのかなぁ」と思いながらみていた場所です。
帯なしです。
表4のワンポイント。
扉です。
『Nature of nursing』シリーズ、背にもそれぞれワンポイントで絵を入れていただいております。
『現代の忘れもの』
渡辺和子・著
発行:株式会社日本看護協会出版会
装丁:臼井新太郎
日本看護協会出版会より出版されている看護エッセイの新シリーズ「Nature of Nursing」、眞壁伍郎さんの著作『いのちに寄り添うひとへ 看護の原点にあるもの』のカバー装画を担当致しました。
長年、看護・医療・教育に携わられ”新潟いのちの電話”の創設にも関わられてこられた眞壁さんの文章は、看護の世界に身を置く方やそれを志す方のみならず、どんな方の心にも響いてくるように思います。
カバーの絵は、フランス南部のカルカソンヌの街でみた景色からイメージしたものです。夏の強い陽射しに照らされた木々の緑は力強く、光輝くような色彩が印象的でした。
帯なしです。
表4にはワンポイントで静物を描きました。
扉です。
『いのちに寄り添うひとへ 看護の原点にあるもの』
眞壁伍郎・著
発行:株式会社日本看護協会出版会
装丁:臼井新太郎
ピアノを教える方・学んでいる方のための雑誌『ムジカノーヴァ』にて
7月号からの新連載、江口文子さんの”ムジカをめぐる旅”の挿絵を担当致します。
バロック以前の音楽史をめぐる連載です。初回は、9世紀のイタリア・ラヴェンナの聖堂を描いています。
中世からの音楽史、とても新鮮です!
『ムジカノーヴァ』7月号「ムジカをめぐる旅(江口文子)」第1回
発行:音楽之友社