美術館からのかえり道。
夜の電車の窓の外はまっくらでしたが、その窓ガラスの真っ暗闇を鏡のかわりにしてガラス越しにじゃんけんをしている親子がいました。ベビーカーに乗った男の子と、もっと小さい弟を抱っこしているお母さん。普通にじゃんけんもできるのに、ガラスのなかのお母さんとじゃんけんするのがいいみたいで、ずーっと、ガラス越しじゃんけんを繰り返していました。そんなに楽しいなら暗闇もいいじゃないか、と思えたかえり道。
あっと言う間に1月がおわってしまった。
友人のおこさまのお誕生日記念で、絵を描かせていただきました。ブログでも紹介してもらって大丈夫だよーと言ってもらいました、ありがとうね。すくすくと大きくなってくださいね。今度一緒にゾウの絵もウサギの絵も描きましょう。
2 Comments
ごぶさたしております。今回の文章を読んでいると、むかし週刊新潮の表紙を描いていた、谷内六郎さんのことばを思い出します。白黒の絵も味わいがありますね。わたしが育った昭和30年代を描くには、ぴったりかもしれません。
佐藤千秋@橘高校さま
コメントありがとうございます。
谷内さんの描かれるものからは、普段の生活を肯定してくれているような温かさがにじみでているように思います。とても心惹かれる世界です◎