ピアノの月刊誌『ムジカノーヴァ』にて
堀江真理子さんの執筆されている連載「フランス音楽を旅する」。
5月号と6月号の挿絵です。
5月号では、贈られたら幸せが訪れると言われるすずらんの花を親しい人に贈る、という
フランスのメーデーの風習を描いています。
モンマルトルの坂道の景色を、懐かしく想いながら描きました。
もう10年以上経ちますが、5月1日に南仏のニースの街にいたことがありました。
街中あちらこちらのお花やさんで見つけた、
真っ青な空の下の真っ白のスズランのお花と濃いグリーンの元気な葉っぱの色彩を思い出しました。
そして6月号では、フランスで「音楽の日」と名付けられた
夏至の日(6月21日)の街角の情景を描きました。
プロもアマも関係なく誰もが、好きな時に好きな音楽に身を委ねることができる特別な1日なのだそうです♪
人種も年齢も性別もさまざまな人たちが、音楽を楽しむ様子を。
またこのような光景が、街に戻ってくることを願いながら・・・。
月ごとのフランスの情景を感じさせていただきながら続いていくこの連載ですが、
最新の6月号では、19世紀に活躍したエラールとプレイエルの
ふたつのピアノ製作者のお話となっています。
どうぞ次号もお楽しみいただけますように。
文:堀江真理子
発行・編集:音楽之友社
フランスの空は、今日は晴れているでしょうか